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直島・家プロジェクト(後編)

直島・家プロジェクト NO.2
「南寺(みなみでら)」
Artist : ジェームズ・タレル「Backside of the Moon(バックサイド・オブ・ザ・ムーン)」1999年
architect : 安藤忠雄

新しく建てられたお寺で建て替えではなくギャラリーなのですが、
ここに実在していたお寺が人々の精神的な拠り所であったという由来があります。
窓の無い木造平屋建てが外観が特徴です。
係員の方に案内していただき、真っ暗な室内へ手探りでベンチにたどり着きます。
その暗さは上下前後左右の感覚がなくなるのではないかと思われる程の闇の暗さです。
以前、スキーで吹雪の雪山でホワイトアウトを体感したことがあり、
目が見えないほどの猛吹雪で、見えるもの全てが一面白で覆われてしまうと、
雪の中にいる浮遊感もあって、上下左右前後が判らなくなる現象です。
この南寺ではベンチに座っているのでホワイトアウトほどの感覚ではないのですが、
真っ暗で目から情報が何も入ってこない状態になり、精神的な世界に入ります。
5分くらいすると目が少しづつ慣れてきて、前方に薄っすらスクリーンのような幻想的な光が見えてきます。
その光に触れて体感してもよいと説明を受けていたので、目が慣れてくると近づいて光に触れてみました。
静かに精神的に鑑賞する体感的なギャラリーですので、小さなお子様は怖くて無理だと思います。
南寺の隣に児童公園がありますから、大人が順番に子供を見ながら見学するのがよいと思います。
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直島・家プロジェクト NO.3
「きんざ」
Artist : 内藤礼「このことを」2001年
architect : 内藤礼、木村優、永田直(アートステーション)

築約200年の小さな家屋を改築て作品化されてた建物です。
開館日が金曜日、土曜日、日曜日、祝で予約が必要なこともあって見学できませんでしたが、
現在工事中のシーサイドパークが完成した頃、この建物も見学したいです。
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私が見学したのは10月中旬の水曜日で平日にも関わらず、
直島には沢山の見学している人を見かけました。
この家プロジェクトのある本村地区は、作品以外の古い街並みも見られ、
カバンにカメラを持って地図を見ながらあちこち見学している、
建築あるいは美術を勉強していると思われる若者の姿が多いことにも感動しました。
みんなオシャレな服で私のような地方の人には感じませんでした。
見学している若者の姿の未来が頼もしいです。

明日は安藤建築のベネッセハウス、地中美術館の予定です。

直島・家プロジェクト(前編)「角屋(かどや)」 「護王神社(ごおうじんじゃ)」 へ、

撮影 : FUJIFILM NATURA S + FUJIFILM NATURA 1600
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by kanekuro | 2005-10-26 09:15 | 有名建築